2020-1-17訂補

■列車ダイヤの実際

列車ダイヤ例

Point1:場内進行内は注意進行となる為、上り(津山着)の列車は時間を要します。

Point2:使用車両が40系か120かは金川・建部の所用時間で一目瞭然(箕地隧道の速度制限55kmと30kmの差等が要因でしょうか)

Point3:快速列車は、法界院~玉柏の備前原前後では、最高速度の95kmで走行します。​津山線では数少ない高速走行区間です。(他区間も有)

■列車はどのくらいスピードが出せるか

条件1:スピードが出しやすい線形か

条件2:スピードが出しやすい車両か

○スピードが出る車両か?

​線内を走る、キハ40系・キハ120共最高速度は、95㎞/hですが。前記の如く勾配線区では出せるスピードに差がでてきます。駆動方式についても、40系は1軸のみに対し、120は2軸になっています。従って、40系をパワーアップしても、車輪に力をうまく伝えることができません。加減速性能も120が勝っています。

走りの面では、120が上で、軽量車両を走らせるので、経済性でも勝っていると考えられます。しかし、車両が小さく​たくさんの人を運べるという点では、40系に軍配があがります。

○スピードが出しやすい路線か?

列車スピードに関しては、線形がどうであるかが、一つのポイントになります。上の表は、曲線と勾配の様子をあらわしたものです。勾配10/1000以上の区間が60%に及び、曲線も多く、スピードの出しにくい路線ではないかと考えます。

勾配と速度種別:速度種別とは、勾配10/1000mで出せるスピードを言います。ちなみに、現在津山線で走っている、車両

​では、キハ40系(330PS換装)ではD8(78㎞/h)。キハ120はB3(93㎞)です。路線最高速度は95㎞ですが

勾配の多い津山線では、車両性能から出せる速度に限りがあります。

曲線と制限速度:曲線では、安全の為速度が制限されます。通常カント(傾き)を付けて、曲線通過時は車両を曲線内側に傾け、通過時の遠心力による影響の軽減を図っていますが、通常、半径300mのカーブでは60km/h、250mでは55km/hの速度制限がかかります。カーブの前後の加減速の影響もあります)。従って、ここでも出せる速度に限りがあります。

​「キハ120」について

​16m級の小型車(40は21m)。330PSのエンジン1基を備える。

□高速化に貢献した120:高速化直後は120の運用が、11.5往復設定され、速達化に貢献しました。岡山~津山の普通最速で、73分、快速で62分で結んでいました。津山線は、キハ120の運用線区としては、輸送量が大きく2両編成以上で、3両編成も朝を中心に10本(岡山~福渡含む)運行されていました。岡山支社には芸備線用を皮切りに当初20両が配置されましたが、その後、因美線での運行開始、他地区への転出等で、現在は16両体制で、芸備、因美、姫新(津山~佐用)は専用で、姫新線(津山~新見)、津山線は40系と一緒に使用され、電化区間の伯備線(新見~米子)でも使用されています。津山線は、2往復の設定となって、そのスピードを発揮する場を失っています。上表に示す通り、交換退避のない同じ条件で比較しても、40系車両では、120の性能には及びません。速度種別(*)120は、停気B3(93km/h)40系はエンジンが330PSに換装されていても停気D8(78km/n)という差があります。

 *速度種別:直線で上り勾配10パーミルにおける均衡速度(速度制限等を考慮しない場合に出しうる最高速度)

□津山の鉄道館で、JRのOBの方のお話しが聞けた、120は思ったよりも、いい車両だということでした。導入後20年を超えていますが、まだ1両も廃車になっておらず、使い勝手も良いとのことでした。一番最初の導入(越前大野、木次)からは24年経過(当時)しています。8000万円/両(高速化事業の投資額から推測)で、廉価な車両であり、姫新線姫路方の新型車両の半額くらいではないでしょうか?しかし、当初、未設置であったトイレの設置に加え、昨年からリニューアルが行われており、第3セクター等では、廃車の話を聞く中、同形式車両としてまだまだ、活躍しそうです。

​◆「走り」を他線と比較してみると

〔事例1〕普通列車(各駅停車)姫新線姫路口との比較(時刻表2018/8)

標記区間は高速化事業(新型キハ127系導入と軌道整備 詳しくは☞)にスピードアップされました。

姫路⇔佐用(45.9km)でみてみますと最速で64分となります(847D、871D)、小原⇒岡山(45.5km)120運用の最速で59分(941D)です。​これでみる限り、他線と比べ遅くないようにみえます。

〔事例2〕快速列車芸備線広島口との比較(時刻表2018/8)

標記区間は津山線同様、急行の廃止により快速化された列車が県北の三次と県都広島を結びます(車両は40系)

​広島⇔三次(68.8km)最速79分。表定速度:52.2km(停車駅8、広島近郊下深川~広島各駅停車)

岡山⇔津山(58.7km)最速66分。表定速度:53.3km(停車駅5)

              3932D:68分。表定速度:51.8km(停車駅7)

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