津山線を走る車両はキハ47、40と、キハ120の3種類です。機関はキハ40系も120と同等の330PSに更新されていますが、車両重量が10t程度大きい為、加減速性能に劣ります。パワーアップも考えられますが、駆動軸が1軸なので空転しやすくなり、限界があります。

Point1:場内進行内は注意進行となる為、上り(津山着)の列車は時間を要します。

Point2:使用車両が40系か120かは金川・建部の所用時間で一目瞭然(箕地隧道の速度制限55kmと30kmの差等が要因でしょうか)

Point3:快速列車は、法界院~玉柏の備前原前後では、最高速度の95kmで走行します。​津山線では数少ない高速走行区間です。(他区間も有)

​「キハ120」について

​16m級の小型車(40は21m)。330PSのエンジン1基を備える。

□高速化に貢献した120:120の運用が、11.5往復設定され、速達化に貢献しました。岡山~津山の普通最速で、73分、快速で62分で結んでいました。津山線は、キハ120の運用線区としては、輸送量が大きく2両編成以上で、3両編成も朝を中心に10本(岡山~福渡含む)運行されていました。岡山支社には芸備線用を皮切りに当初20両が配置されましたが、その後、因美線での運行開始、他地区への転出等で、現在は16両体制で、芸備、因美、姫新(津山~佐用)は専用で、姫新線(津山~新見)、津山線は40系と一緒に使用され、電化区間の伯備線(新見~米子)でも使用されています。津山線は、2往復の設定となって、そのスピードを発揮する場を失っています。上表に示す通り、交換退避のない同じ条件で比較しても、40系車両では、120の性能には及びません。速度種別(*)120は、停気B3(93km/h)40系エンジンが330PSに換装されていても停気D8(78km/n)という差があります。

 *速度種別:直線で上り勾配10パーミルにおける均衡速度(速度制限等を考慮しない場合に出しうる最高速度)

□津山の鉄道館で、JRのOBの方のお話しが聞けた、120は思ったよりも、いい車両だということでした。導入後20年を超えていますが、まだ1両も廃車になっておらず、使い勝手も良いとのことでした。一番最初の導入(越前大野、木次)からは24年経過しています。8000万円/両(高速化事業の投資額から推測)で、廉価な車両であり、姫新線姫路方の新型車両の半額くらいではないでしょうか?しかし、当初、未設置であったトイレの設置に加え、昨年からリニューアルが行われており、第3セクター等では、廃車の話を聞く中、同形式車両としてまだまだ、活躍しそうです。

​「走り」を他線と比較してみると

〔事例1〕普通列車(各駅停車)姫新線姫路口との比較(時刻表2018/8)

標記区間は高速化事業(新型キハ127系導入と軌道整備 詳しくは☞)にスピードアップされました。

姫路⇔佐用(45.9km)でみてみますと最速で64分となります(847D、871D)、小原⇒岡山(45.5km)120運用の最速で59分(941D)です。​これでみる限り、他線と比べ遅くないようにみえます。

〔事例2〕快速列車芸備線広島口との比較(時刻表2018/8)

標記区間は津山線同様、急行の廃止により快速化された列車が県北の三次と県都広島を結びます(車両は40系)

​広島⇔三次(68.8km)最速79分。表定速度:52.2km(停車駅8、広島近郊下深川~広島各駅停車)

岡山⇔津山(58.7km)最速66分。表定速度:53.3km(停車駅5)

              3932D:​68分。表定速度:51.8km(停車駅7)

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